宇宙利用工学研究室

研究者紹介

長井 正彦

長井 正彦(教授)
Nagai Masahiko
研究関連キーワード
  • 宇宙利用・探査
  • データサイエンス
  • 測量・リモートセンシング
  • 地理情報システム
研究室ホームページ
http://yucars.eng.yamaguchi-u.ac.jp/

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研究タイトル

宇宙データ利用の未来を切り拓く

宇宙インフラ(地球観測衛星・測位衛星・通信衛星を中心とした宇宙技術)の整備が近年急速に進んでいます。この宇宙インフラを利用することによって得られる膨大な空間・地理データをAI技術やビッグデータを用いて 解析し、環境モニタリング、災害監視やシミュレーション、都市開発、資源開発、スマート農業などへ適用し、宇宙技術を利用した社会課題解決に関する研究開発を行っています。また、これらをGNSS(衛星測位システム)・ センサーネットワーク・携帯電話などの地上インフラと連携させ、横断的、総合的に社会の基盤となるシステム構築や問題解決を行っています。 近年は、地球温暖化などの気候変動やその他の地球環境の変化、スーパー台風やゲリラ豪雨、巨大地震など、災害や環境問題が取り沙汰されています。JAXAなどの国内外の宇宙機関と連携し、災害時に衛星データを解析し、 防災機関や行政機関に被害マップなどの解析結果を提供しています。この活動では、日本を含めたアジア地域の大学のリーダーとなっています。

宇宙技術を活用して、様々な社会課題の解決に挑戦しています
宇宙技術を活用して、様々な社会課題の解決に挑戦しています


研究者紹介

トゥリン スアン トゥルン

トゥリン スアン トゥルン(助教)
Trinh Xuan Truong
研究関連キーワード
  • 藻場マッピング
  • リモートセンシング
  • Google Earth Engine
  • UAV/ドローンSAR(合成開口レーダー)
  • 環境モニタリング
  • 沿岸域保全
研究室ホームページ
http://yucars.eng.yamaguchi-u.ac.jp/

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研究タイトル

Investigation of seagrass changes in Vietnam over the last 30 years

本研究では、Google Earth Engine(GEE)を用い、1985年から2023年までのLandsatおよびSentinel-2衛星画像を統合的に解析することで、ベトナム沿岸域におけるアマモ群落の全国規模時空間変動を明らかにしました。具体的には、まず画像の大気補正を行った後、ランダムフォレストを用いた機械学習分類によって各時点のアマモ分布を抽出し、年別マップを作成。さらに、都市化率や沿岸開発指標、海面水温など複数の環境変数と重ね合わせ、群落減衰や再生のパターンを定量的に評価しました。結果として、都市化が進行した地域で顕著な群落減少が認められた一方、気候変動の影響で一時的増加が観察されるケースもあり、そのメカニズム解明に成功しました。本成果は、持続可能な沿岸域資源管理および保全政策の科学的基盤を提供するものです。

海藻とブルーカーボンマッピングのワークフロー
海藻とブルーカーボンマッピングのワークフロー

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